カブス“マイク”今永 今季7勝目の権利得て降板 7回4安打1失点で「お辞儀三振セレブレーション」披露

2024年06月16日 05:30

野球

カブス“マイク”今永 今季7勝目の権利得て降板 7回4安打1失点で「お辞儀三振セレブレーション」披露
カージナルス戦に先発したカブス・今永昇太 Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス―カージナルス ( 2024年6月15日    シカゴ )】 カブスの今永昇太投手(30)が15日(日本時間16日)、本拠地シカゴで行われたカージナルス戦で先発登板。7回を投げ、4安打1失点、6奪三振の好投を披露し、勝利投手の権利を得て降板した。
 今永は3回までを1安打4奪三振と文句なしの立ち上がりを披露。だが4回、先頭のバールソンに右越え二塁打され、続くゴールドシュミットの遊ゴロで1死三塁に。ここで次打者・アレナドには右中間へのやや浅い飛球を打たれた。だが、この打球を追った中堅・クルーアームストロングと右翼・鈴木が衝突。辛うじてクルーアームストロングが捕球したものの、結果的にこれが犠飛となって先制を許した。

 打線がすぐさま2点を取り返して1点リード。今永はその後も淡々とクレバーな本来の投球を続け、相手打線に追加点は許さず。7回2死一、二塁のピンチでは8番・ドノバンに7球粘られた後の8球目84・1マイル(約135・3キロ)スライダーで空振り三振を奪うと、今や代名詞となった「お辞儀三振セレブレーション」で頭を下げて喜びを爆発させると、続けて2度、左腕でガッツポーズを振ってみせた。打線もそのガッツに応えて、その裏にハップの3ランで4点差に広げた。

 今季6勝目を挙げた前回9日のレッズ戦後には自ら「自分の長所を生かすため、高めの真っすぐと低めのチェンジアップに立ち返った」と話していたが、この日も高めの直球と低めのチェンジアップのコンビネーションでアウトを重ねた。終わってみれば7回でメジャー最多となる103球を投げ、4安打1失点、6奪三振。1死球。安定感抜群の文句なしの投球だった。

 今永を巡ってはカブスの地元放送局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」のアンディ・マルティネス記者が14日(同15日)、自身のX(旧ツイッター)に「昇太のクラブハウスのロッカーに“マイク・イマナガ Ⅱ”と新しい名前が付けられていると投稿。これを受け、今永が5回を三者凡退に抑えた直後、その地元放送局が「MIKE IMANAGA Ⅱ」という真新しいプレートが付けられた今永のロッカーを映した。その話題性と実力で、今永の人気はさらに沸騰している。
 

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