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大谷翔平 球宴で印象に残った選手は?「どういう練習をしたりしているか見たりしていた。凄く勉強に」

2024年07月17日 11:58

野球

大谷翔平 球宴で印象に残った選手は?「どういう練習をしたりしているか見たりしていた。凄く勉強に」
会見に応じるドジャース・大谷(左) (撮影・柳原 直之) Photo By スポニチ
 【オールスター・ゲーム   ナ・リーグ3―5ア・リーグ ( 2024年7月16日    アーリントン )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、米テキサス州アーリントンで開催されたオールスター戦でナ・リーグの「2番・DH」で先発出場。4年連続4度目の出場となった球宴の第2打席で球宴初本塁打を放った。球宴で本塁打と打点をマークするのは、球宴8打席目で初となった。日本選手では2007年にマリナーズ・イチロー外野手がランニング本塁打を放っているが、柵越え弾は初となった。
 大谷は3打席立った後に交代し、取材に対応。「あまりオールスターで打てていなかったので、いいヒットが打ててホッとしました。(MVPは)できれば獲りたい気持ちはありますけど、自分としては終わった仕事なのでいい1日だったと思います。光栄なことですし、ここに出られること自体光栄なことですけど、そこでMVPを獲る選手は名誉なことだと思います。ゲームは楽しかったし、そこで打てたことは自分にとっては特別なことでした」と話した。

 ナ・リーグで印象に残った選手を問われると「ブライス・ハーパー」と返答。「一緒にケージワークをしたりとか、どういう練習をしたりしているのか見たりしていた。凄く勉強になりました」と話した。また、どんな練習が参考になったかを問われると「どんな練習をしているかは言っていいかわからないので、本人に聞いていないですし。自分で見て勉強になったのは本当のことなので。自分の練習に取り入れられる部分もあると思う。その時、その時で誰がどういうことをしていたかは取り入れるべきじゃないかと思います」と話した。

 大リーグ公式サイトは「MLB史上唯一(2021年のコロラド)マウンドでの勝利とオールスターゲームでの本塁打を達成した選手となった」と報じた。大谷は球宴初出場となった2021年は「1番・DH兼先発投手」として史上初の投打同時出場。打撃では2打数無安打に終わったが、投手としては最速161キロをマークするなど1回無失点に抑えて勝利投手にもなった。

 大谷が豪快な一発でスター選手揃いのオールスター戦で主役を演じた。0―0で迎えた3回無死一、二塁の第2打席はレッドソックスの右腕ホークとの対戦。2ボールからの3球目のスプリットを捉えると、打球は右翼席へ一直線。打球速度103.7マイル(約166.8マイル)、角度29度で舞い上がった打球は、400フィート(約121.9メートル)地点で弾んだ。ダイヤモンドを一周する際はドジャースでもおなじみのポーズを見せ、笑顔、ベンチに戻るとT・ヘルナンデスからひまわりの種を浴びて祝福を受けた。球宴でのドジャース勢の本塁打は1996年のマイク・ピアザ以来28年ぶりとなった。

 前日の本塁打競争ではT・ヘルナンデスが初出場初優勝を決めており、ドジャース勢が球宴の話題を独占。大谷も第1打席から豪快な一発に期待が集まった。初回1死走者なしで迎えた第1打席は今季9勝を挙げているオリオールズの右腕バーンズとの対戦。フルカウントまで持ち込み、最後は外角カットボールを見極めて一塁へ歩いた。2死後に4番ハーパーの左翼線二塁打で三塁へ進塁した。しかし、5番コントレラスが投ゴロに打ち取られて先制点は奪えなかった。

 エンゼルス時代の昨季はア・リーグの「2番・DH」で出場。初回は空振り三振、4回は四球を選んで交代したが、オフにFAになるとあり、いずれの打席もスタンドから開催地シアトルのマリナーズファンから「Come to Seattle!!(シアトルに来て!!)」の異例の大合唱がこだまする異様な雰囲気に包まれた。これには大谷も「ちょっと複雑な気持ちだったけど…。経験したことがない。聞こえていたけど、打席に集中していた」と心境を明かしていた。

 球宴初出場となった2021年は「1番・DH兼先発投手」として史上初の投打同時出場。打撃では2打数無安打に終わったが、投手としては最速161キロをマークするなど1回無失点に抑えて勝利投手にもなった。翌2022年は「1番・DH」で出場してドジャース・カーショーから球宴初安打となる中前打を放つなど、1安打1四球だった。

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