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関東大会Vの白鴎大足利が初戦敗退の大波乱 152キロ右腕・昆野の注目進路は「プロの気持ち強いが…」

2024年07月18日 15:34

野球

関東大会Vの白鴎大足利が初戦敗退の大波乱 152キロ右腕・昆野の注目進路は「プロの気持ち強いが…」
肩を落とす白鴎大足利・昆野(撮影・柳内 遼平) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権栃木大会2回戦   鹿沼商工3―2白鴎大足利 ( 2024年7月18日    エイジェックスタジアム )】 今春の関東大会で初優勝した白鴎大足利は2回戦で鹿沼商工に2―3で敗れ、まさかの初戦敗退となった。
 相手は公立の鹿沼商工。昨夏は2回戦敗退、春季大会は4回戦敗退の実績だったこともあり、白鴎大足利は背番号10の右腕・山口幸大(3年)が先発。今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕・昆野太晴(3年)はベンチスタートとなった。

 白鴎大足利は4回に1点を先制、5回にも1点を追加した。しかし、直後の6回に1失点すると8回にはついに同点を許した。思わぬ接戦となり、エースの昆野は8回途中からマウンドに上がった。延長タイブレークに突入すると、白鴎大足利は表の攻撃で無得点に終わり、裏の守備で2死二塁から3番・吉原啓太(2年)が右越えにサヨナラ打。昆野は甘く入ったスライダーを捉えられた。

 昆野はまさかの初戦で姿を消すことになり、試合直後には膝をついたまま立ち上がることができず。大粒の涙を流し、「(打球が)落ちてしまって、2年半が終わってしまったのかという気持ちでした」と振り返った。この日も149キロを3度マークしたように関東の高校生では屈指の球威を備えるプロ注目の存在。注目の進路については「プロに行きたい気持ちが強いんですけど、また終わってから考え直したいなって思います」と慎重な姿勢を示した。

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