【高校野球】北嵯峨が準々決勝進出　プロ注目右腕・鈴木志優は6回途中4失点を反省「初先発の緊張あった」

2024年07月18日 17:03

野球

【第106回全国高校野球選手権京都大会4回戦北嵯峨5―4福知山成美（ 2024年7月18日わかさスタジアム京都）】北嵯峨がシーソーゲームを制して準々決勝に進出した。今大会初先発となったプロ注目右腕・鈴木志優投手（3年）は6回途中7安打5四球4失点と安定感を欠き、試合後は反省の言葉が口を突いて出た。

　「初先発の緊張があって、球が浮いていた部分があった。（相手は）どんどん打ってくるチームで苦労しました」

　立ち上がりから制球に苦しんだ。2回は先頭打者への四球から失点。3回は無死一塁から自らの犠打野選と犠打失策が続いて満塁にピンチを広げた。6回の失点につながった2個を含め、計3個の暴投を記録するなど乱れたが、失点したイニングはいずれも1点にとどめた。広島、西武など複数球団が視察し、オリックスの持参したスピードガンでは141キロを計測した。

　昨年のエース・木瀬翔太投手が育成ドラフト5位で西武入りし、将来的には先輩と同じ道に進むことを目標にしている。「ストレートでどんどん押していけるピッチャーになりたい」と鈴木。次は完璧なピッチングで評価を上げてみせる。

　◇鈴木　志優（すずき・しゅん）2007年（平成19）2月13日生まれ、京都府京都市出身の17歳。4歳の時に葛野ジュニアで野球を始める。西京極中では京都ピュールヤングでプレー。北嵯峨では2年秋に背番号11でベンチ入りし、3年春からエース。最速146キロ直球に、スライダー、カーブ、チェンジアップ。50メートル走6秒2、遠投90メートル。1メートル83、80キロ。右投げ右打ち。好きな選手は日本ハム・達孝太。