阪神・岡田監督 首位追走へ余裕「去年も夏ぐらいにだいぶへたったからな。広島のピッチャーはな」

2024年08月27日 05:15

野球

阪神・岡田監督 首位追走へ余裕「去年も夏ぐらいにだいぶへたったからな。広島のピッチャーはな」
移動のため広島駅を訪れた阪神・岡田監督(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・岡田監督が不敵にも首位・広島の“アキレス腱”を指摘した。27日からのDeNA3連戦に備えて広島から横浜へ移動。4ゲーム差をつけられる崖っ縁の状況を否定するかのように、ライバル球団のマイナス材料を強調した。
 「去年も、やっぱり夏ぐらいにだいぶへたったからな。広島のピッチャーはな。まあ、これからやけどな。試合数があるわけやから、ピッチャーが一番大変やろ。試合数があるっていうことは」

 阪神の26試合に対して広島は33試合を残し、一般的には試合数が多い方が有利とされる。ただ、残暑が厳しい9月に阪神の倍に相当する6試合のデーゲーム(5試合が屋外)を控え、降雨中止の影響で現時点でも10月3日まで日程が組まれた。優勝争いが最終盤にもつれるほど、スタミナ切れを起こす可能性が高まる。今後のカレンダーを見透かしてか、04~08年の第1次政権で追う展開も追われる展開も経験している名将は余裕を漂わせた。

 「試合数が多いからっていうて有利でもないし、少ないからいうて不利でもないし、こんなん全然わからへんことやからな」

 追いかける側として「一つずつ勝っていくことで勢いがついていくしなあ。一つ一つの積み重ねやろ」と一戦必勝を宣言した。プラス材料には打率・284まで上昇した近本の名前を挙げ「近本が一番なあ。ヒットも出だしたし、スゴい固め打ちがあるから。塁も出るからなあ」と期待を寄せた。勝負は秋の青写真。いまは白星を並べ、2強への重圧をかける時期とした。(倉世古 洋平)

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