【又吉広報の撮れたて直行便】チャンスつかみにいく石塚に刺激…自分もその気持ち忘れない

2024年08月27日 05:00

野球

【又吉広報の撮れたて直行便】チャンスつかみにいく石塚に刺激…自分もその気持ち忘れない
1軍で奮闘中の石塚(左)と川村(又吉広報提供) Photo By 提供写真
 24日の日本ハム戦は凄く悔しい登板となりました。2点ビハインドの7回にマウンドに上がり、味方の反撃につなげる投球をしたかったのですが、リードを広げられる結果となってしまった。久々にというか、野球人生でもないくらいへこみました。
 反省点の一つが無死一、二塁からのバント処理です。天然芝というのを分かっていて、バウンドが変わる、ボールも切れていく。それなのに焦りすぎてしまった。加えて先頭の万波選手に対しても際どいところに投げているとはいえ、先頭打者に対して3ボールにしてしまった。倉野コーチは「ここまでしっかり役割を果たしてくれている。次に挽回してほしい」と言ってくれているので、絶対に次回登板で一発回答できるようにしたいと思ってます。

 現在、チームは優勝に向けて首位で終盤戦を迎えています。僕は中日時代を含めて優勝したことがなく、一昨季はケガをしてしまっていたため、こういった中で登板する経験は初めてです。終わって振り返ってみてから、いろいろと感じることがあるのかもしれませんが、とにかく今は一日一日、一試合一試合やれることをやっていこうという気持ちで臨んでいます。

 個人的なことでは現時点で通算登板数が495試合になり、500試合も見えてきました。中日時代の尊敬する先輩・岩瀬さんが1000試合投げている。その半分くらいはいけたらと思ってきました。もちろん通過点として、もっと投げていきたいですが、自分の中でこれだけ投げてきたという自信にはなるのかなと思います。岩瀬さんにはシーズンが終わって、いつも報告をさせてもらっています。今は、その時にいい報告ができるようにと思っています。

 今回の写真は川村友斗と石塚綜一郎です。2人とも今年、育成から支配下に昇格した選手です。石塚は21日の楽天戦でプロ初ヒットも初ホームランも打ちました。ああいう一発のチャンスを自分でつかみにいっているのは見ていて分かるし、刺激にもなります。

 どんな役割でもとにかく1軍で投げ続ける。それが全てだなと思っています。彼らも週1回あるかないかのチャンスをつかみにいっている。僕も今は出番は限られていますが、その気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思います。(福岡ソフトバンクホークス投手)

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