【虎番リポート】阪神・森下がWBCでの競演を夢見る米国の新星 打撃を「参考にしています」

2024年08月30日 05:15

野球

【虎番リポート】阪神・森下がWBCでの競演を夢見る米国の新星 打撃を「参考にしています」
阪神・森下 Photo By スポニチ
 先日、雑談中に阪神・森下が「マジですか!良かったです」と声を弾ませた瞬間があった。スマートフォンの画面で見せたのは、米大リーグ・アスレチックスの公式X。日本時間の7月15日から3日間にわたって開催された米ドラフト会議でルイジアナ州立大のトミー・ホワイトを全体40位で指名したことを伝える内容だった。
 昨年1月の新人合同自主トレ期間中に「コンパクトでシンプルじゃないと160キロ近い球は打ち返せない。参考にしています」と明かしていたのがホワイトだ。22年のノースカロライナ州立大1年時にデビューから8試合で9本塁打。以降はルイジアナ州立大に転校していた。

 当時1メートル83、109キロの大柄ながらコンパクトなスイングをするホワイトに森下は一目ぼれ。“直球を破壊”する上で「参考になる部分も多かった」という。「メジャーで試合に出たら、すぐに検索します」と“再会”に心を躍らせた。

 侍ジャパンに参戦した昨年11月の「アジアチャンピオンシップ」では全3試合に出場して打率.455、1本塁打、1打点の好成績で大会連覇に貢献し、優秀選手賞を受賞。井端監督から「勝負強さ」を高く評価された。レギュラーシーズン残り24試合、そしてポストシーズンでも持ち味を発揮すれば、今年11月開催の「プレミア12」でも再び代表選出の可能性は高まる。

 「今はチームのために打って結果を残すこと。その上で日の丸のユニホームを着られたら最高です」。26年には第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控え、28年にはロサンゼルス五輪で野球が復活。その時、猛虎不動の中心選手として躍動していれば、ホワイトとの“競演”も見られるかもしれない。 (石崎 祥平)

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