台風余波も阪神首脳陣と選手はスムーズに帰阪 間隔空いた勝ち頭・才木の使い方が逆襲のカギ

2024年08月30日 05:15

野球

台風余波も阪神首脳陣と選手はスムーズに帰阪 間隔空いた勝ち頭・才木の使い方が逆襲のカギ
帰阪した阪神・岡田監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 阪神は午後1時30分の中止決定から素早く行動した。通常の降雨中止時のような球場での練習を見合わせ、横浜市内の宿舎で解散。台風10号の接近に伴う悪天候で、交通機関に乱れが出ることを想定して「すみやかに帰阪するように」という指示が出された。
 午後2時半ごろまでには、大半の選手が新横浜駅から新幹線に乗車。大雨による静岡県内での運転見合わせに直撃した一部の球団関係者を除き、首脳陣と選手はスムーズに関西に戻った。2連敗して4位・DeNAに1・5ゲーム差に詰められる誤算を味わった横浜を、台風にせかされるようにして後にした。

 先発予定だった勝ち頭10勝の才木は巨人3連戦の2戦目の31日に回ることが濃厚。安藤投手コーチは「試合ができるのであれば、才木は巨人戦にいくと思う」と5ゲーム差で追うライバルに投入する意向を示した。新横浜駅に姿を見せた本人も「雨ズレなので調整は難しいが、投げるところでしっかり投げられるように頑張ります」と切り替えた。

 30日は西勇が連敗阻止の期待を背負って先陣を務め、3戦目は大竹の予定だ。ただし、この3人が計画通りに登板できる保証はない。大型台風の接近に伴い、30日と31日の開催も不透明な状況。先発順の再度の組み替えを余儀なくされる可能性が高い。交流戦後と球宴中の休みを除いて中6日を守り続け、今季初めて中10日の間隔を与えられた才木の使い方が逆襲のポイントになりそうだ。

 当初セ・リーグは30日からの3カード全てが名古屋以西の開催日程。30日の広島―ヤクルト(マツダスタジアム)、30日からの中日―DeNA3連戦(バンテリンドーム)の中止が決まるなど、台風の影響は避けられそうにない。(倉世古 洋平)

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