巨人・大城卓三「自分も大勢は頭になかった」と阿部采配に驚き 戸郷には「信じて」フォーク多投させる

2024年09月12日 22:11

野球

巨人・大城卓三「自分も大勢は頭になかった」と阿部采配に驚き 戸郷には「信じて」フォーク多投させる
<広・巨 22>勝利を喜び合う巨人ナイン (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―広島 ( 2024年9月12日    マツダ )】 巨人の大城卓三捕手(31)が12日の広島戦(マツダ)で6番に入り、3試合ぶり今季28度目のスタメンマスク。好リードで投手陣を完封リレーに導いた。巨人はあす13日にも4年ぶり優勝へのマジックナンバー12が点灯する。
 先発右腕・戸郷とは8試合連続今季12度目のバッテリー。戸郷は初回に2死二塁、2回に無死一、二塁と2イニング連続で得点圏に走者を背負う少々不安な立ち上がりとなったが、いずれも無失点で立ち上がった。

 すると、巨人打線は3回に3点先取。3―0のまま迎えた6回、戸郷は2安打と四球などで1死満塁のピンチを迎えたが、ともに巨人戦に強い堂林、末包を得意のフォークボールで連続空振り三振に仕留めて得点を許さなかった。特に末包には全6球フォークボールで勝負し、空を切らせる圧巻投球だった。

 「一番いい変化球。それを信じて」とこの場面でフォークボール多投となったリードを振り返った大城卓。

 3―0で迎えた8回には2死から3番手左腕・バルドナードが安打、四球で一、二塁のピンチを招くと、阿部慎之助監督(45)がここで守護神・大勢を4番手としてマウンドに送った。

 イニングまたぎを想定して右翼・浅野をベンチに下げるなど同時に野手4人の守備位置も動かして懸けた指揮官の勝負手。

 すると、大勢は打席に迎えた恐怖の巨人キラー、末包を2球で追い込み、3球目が暴投となって一、三塁とされるも最後はフォークボールで当てただけの投ゴロに打ち取って好救援を見せた。

 直後の9回、丸に2ランが出て5点リードとなった最終回も菊池を2球目の直球で中飛、代打・磯村をフォークボールで3球三振、秋山もフォークボールで空振り三振に仕留める危なげない投球で挙げた25セーブ目だった。

 大勢は昨年6月3日の日本ハム戦(東京D)以来467日ぶりとなるイニングまたぎとなったが、8回2死一、二塁での大勢投入には「監督の気持ちを感じた。自分も大勢は頭になかったので(笑い)。監督の気持ちが…」と大城卓。「大勢もピンチで出てきていいピッチングをしてくれた」と好投に感謝していた。

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