オリックス・安達 今季限りで引退 T―岡田と同学年の“守備職人”も同じ年に… 13日に会見

2024年09月12日 05:00

野球

オリックス・安達 今季限りで引退 T―岡田と同学年の“守備職人”も同じ年に… 13日に会見
今季限りでの現役引退を発表したオリックス・安達 Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス3ー12ロッテ ( 2024年9月11日    京セラD )】 オリックスは11日、安達了一内野手(36、内野守備走塁コーチ兼任)の今季限りでの現役引退を発表した。13日に京セラドーム大阪で会見を開く。現在は出場選手登録を外れており、この日は大阪・舞洲の球団施設で通常通り練習した。
 11年ドラフト1位で東芝から入団し、俊足、堅守の遊撃手として14年には自己最多の143試合に出場した。16年に潰瘍性大腸炎を患い、以降は難病と闘いながらもチームに欠かせぬユーティリティープレーヤーとして活躍。21年からのリーグ3連覇にも守備固めや代打、代走などでも貢献した。

 昨季は自己最少の23試合の出場に終わり、今季から内野守備走塁コーチを兼任。春季キャンプから「まずは選手。競争に勝たないといけない」と強い決意で臨んだシーズンだった。ただ、ここまで23試合で打率・200、0本塁打、2打点。5月1日のロッテ戦では9回から守備固めとして出場しながら1イニングで3失策し、逆転負けの要因となった。“本職”の守備にも陰りが見えたこともあり、13年間の現役生活に終止符を打つ決断をした。

 前日10日に引退会見を開いたT―岡田とは、88年生まれの同学年。人間性でも若手の模範となっていた両ベテランが、同じ年に人生の節目を迎えた。(山添 晴治)

 ◇安達 了一(あだち・りょういち)1988年(昭63)1月7日生まれ、群馬県出身の36歳。榛名、上武大、東芝を経て11年ドラフト1位でオリックス入団。堅守巧打の遊撃手として2年目からレギュラーに定着。16年1月に国指定の難病でもある潰瘍性大腸炎を患ったが4月に復帰。7月に打率.380で月間MVPを受賞した。21年から主に二塁手で出場。24年から内野守備走塁コーチを兼任。1メートル79、80キロ。右投げ右打ち。

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