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ソフトバンク・田上奏大が100万人に1人の難病「ランゲルハンス細胞組織球症」を公表

2024年10月09日 21:00

野球

ソフトバンク・田上奏大が100万人に1人の難病「ランゲルハンス細胞組織球症」を公表
ランゲルハンス細胞組織球症を乗り越え実戦復帰を果たすソフトバンクの田上奏大(左) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの田上奏大投手(21)が9日、ランゲルハンス細胞組織球症と診断されていることを明かした。多くが小児の発症で、成人では100万人に1人とも言われる難病。今春のキャンプ第1クールで背中に強い痛みを感じ、複数の病院に通い、判明した。背中の骨が溶けて疲労骨折を起こしていた。
 「最初、MRI検査を受けた時に“背骨が溶けている”と言われて。病名が分かるまで怖くて生きた心地がしなかった」。2度と野球ができない可能性も指摘されたが、この日、韓国・NCダイノスとの3軍練習試合(みずほペイペイドーム)で実戦復帰。直球の最速は147キロを計測し、5球で3者凡退に抑えた。家族、チームメート、多くのサポートにより復帰を遂げた。

 自らが投げている姿を見せることで同じ病気で苦しむ人たちを勇気づけたい。そのためにもあえて病名も公表したという。
 2020年のドラフト5位で履正社からプロ入り。ソフトバンクなどで活躍した田上秀則は叔父にあたる。

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