“BI砲”ライバル物語 猪木さんの根底に馬場さんへの対抗心 新日旗揚げ後さまざまな仕掛け
2022年10月02日 04:15
格闘技
外国勢対馬場さん、鶴田、ファンスの「王道プロレス」に対し、猪木さんは腹心の新間寿氏らとさまざまな仕掛けで対抗した。異種格闘技戦、日本人対決に加え、国際軍団との1対3、軍団対抗戦などアイデアあふれるマッチを提供。また、真の世界一決定戦としてIWGP構想を掲げた。夢のオールスター戦の試合後など猪木さんは馬場さんと対戦を要求。そのいきさつを「間違いなく俺が強いと思ったから」と猪木さんは明かしている。
猪木さんの馬場さんへの挑戦は1980年代にエスカレートする。アブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー戸口、ブルーザー・ブロディらを全日本から引き抜き、仁義なき戦争を仕掛けた。だが、最終的にはシン、ハンセン、ブリティシュブルドックスらを逆に引き抜かれ反撃されることになる。「よくライバルとは言われたけど、5歳年上だったので、ライバルというのも少し違うのかもしれません」と本紙に語ったが、猪木さんのさまざまな仕掛けの根底には常に馬場さんへの特別な思いがあった。
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