森武蔵が3・29東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で渡邉卓也と対戦「ベルト獲って先へ」

2023年02月17日 15:05

格闘技

森武蔵が3・29東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で渡邉卓也と対戦「ベルト獲って先へ」
東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で対戦する森武蔵(左)と渡邉卓也 Photo By スポニチ
 ボクシングの志成ジムは17日、3月29日に東京・後楽園ホールで開催する「LifeTime Boxing Fights13」で東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦を行い、同級3位の森武蔵(23=志成)と同級6位の渡邉卓也(34=DANGAN AOKI)が対戦すると発表した。同王座は昨年5月に現WBOアジア・パシフィック同級王者の力石政法(28=緑)が渡邉との王座決定戦を制して獲得し、初防衛後に返上していた。
 17年度全日本スーパーフェザー級新人王の森は18年11月にWBOアジア・パシフィック・フェザー級王座を奪取し、3度防衛。21年5月に当時東洋太平洋同級王者の清水聡(36=大橋)との王座統一戦に敗れて陥落し、薬師寺ジムから志成ジムへ移籍して昨年7月に再起していた。戦績は13勝(7KO)1敗。プロ52戦目(51戦39勝21KO11敗1分け)に臨む渡邉はWBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王座など地域タイトルを3度獲得。昨年12月、韓国・仁川で元世界2階級制覇王者ジョニー・ゴンサレス(41=メキシコ)に2―0で判定勝ちしていた。

 森はフェザー級からスーパーフェザー級に戻り、8カ月ぶりの試合で移籍後初のメーンイベンターを務める。都内の志成ジムで会見し「フェザー級は減量がきつく、スーパーフェザー級の方が力を出せると思った。前回から体づくりをしっかりやって、スーパーフェザー級でもパワーは問題ない」と説明した。プロ初黒星を喫した際は引退も考えたが、同じイスマエル・サラス・トレーナーに師事する世界4階級制覇王者・井岡一翔(33=志成)から「自分もアマでの負けがあったから世界王者になれた。もう一度頑張ろう」と声をかけられ、移籍して再起。昨秋には井岡の米ラスベガス合宿に同行し、寝食をともにして「人として学べるものがたくさんあった」という。東洋太平洋王座は2年前に逃したタイトルでもあり「階級は違うが、しっかり東洋のベルトを獲って先へ進みたい」と抱負を述べた。

 全カードは以下のとおり。拓大出身でアマ79戦の浦嶋将之(26=角海老宝石)が6回戦でプロデビュー。元K―1選手で昨年の東日本ミドル級新人王トーナメント準優勝の左右田泰臣(34=EBISU K’s BOX)は西日本ミドル級新人王の大島光容(33=尼崎亀谷)と初の6回戦に臨む。昨年11月の興行「KO祭」で最速KO賞の賞金50万円を獲得した鈴木稔弘(26=志成)は21戦20勝のタイ人選手を相手にデビューから3連続KOを狙う。全試合がABEMAで無料ライブ配信される。

 ▽東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦12回戦 同級3位・森武蔵(志成)―同級6位・渡邉卓也(DANGAN AOKI)

 ▽スーパーライト級8回戦 高橋拓磨(志成、7勝7KO)―兒玉麗司(三迫、4勝1KO1敗)

 ▽フライ級8回戦 田口健太(セレス、7勝1KO10敗1分け)―山内寛太(DANGAN越谷、6勝4KO3敗1分け)

 ▽スーパーフェザー級8回戦 鈴木稔弘(志成、2勝2KO)―WBOアジア・パシフィック同級8位 ギティタット・ウンシーウォン(タイ、20勝11KO1敗)

 ▽スーパーウエルター級6回戦 左右田泰臣(EBISU K’s BOX、2勝1KO1分け)―大島光容(尼崎亀谷、5勝2KO3敗1分け)

 ▽65キロ契約6回戦 浦嶋将之(角海老宝石、デビュー戦)―ブンチュアイ・ポーンスーンヌン(タイ、6勝2KO2敗1分け)

 ▽フライ級4回戦 上原大和(EBISU K’s BOX、1敗)―野澤大吾(DANGAN AOKI、1敗)

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