武藤敬司 元気になったら復帰?「もしまた復帰したら詐欺で捕まっちまうよ」

2023年02月22日 04:40

格闘技

武藤敬司 元気になったら復帰?「もしまた復帰したら詐欺で捕まっちまうよ」
リングに別れを告げる武藤(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【武藤敬司引退大会 ( 2023年2月21日    東京ドーム )】 数々の名勝負を生み出したプロレスラー武藤敬司(60=プロレスリング・ノア)が、内藤哲也(40=新日本)とのシングルマッチで39年間の現役生活に終止符を打った。試合には敗れたが、デビュー戦の相手で闘魂三銃士の盟友、蝶野正洋(59)を解説席からマットに上げ、引退試合を“おかわり”するサプライズも用意。引退日に2度敗れる前代未聞の展開で、「プロレスマスター」は最後まで最高のドラマをファンに提供した。
 【武藤に聞く】
 ――最後の試合を終えて。
 「それほど悲しくはないし、ここまでの道のりの方がしんどかったかな。やっと終わったなって感じですね」

 ――試合途中に三銃士の技も出した。
 「ムーンサルトも跳ぶガッツがなくて…。プロレスのためには脚の一本や二本あげてもいいって言ったことあったけど、やっぱりあげられなかったな。うそつきだよ俺は。あそこでちゅうちょしちゃったよ」

 ――コーナーでムーンサルトやるか迷っていた時の心情は?
 「家族の顔とか医者の顔とかが(浮かんだ)。しかもみんな怒ってる顔なんだよ(笑い)」

 ――“ゴールのないマラソン”と言っていたプロレスのゴールを迎えて。
 「ケガは誰しも抱えているものだけど、ゴールできて本当に良かった。本当に幸せなプロレス生活でした」

 ――今後の夢は?
 「いつも言ってるじゃん、普通のおじさんになりたいって。人工関節の脚を抱えていてまともにも歩けないし。普通のおじさんはまともに歩けるからな、ゴルフ行ったり。そういうのできないんだから俺は」

 ――体が元気になったら復帰する?
 「これだけ盛大に祝ってもらって、もしまた復帰したら詐欺で捕まっちまうよ」

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