殊勲賞の中谷潤人、王座返上の井岡と「やりたかった」目標は2階級制覇→統一戦

2023年02月22日 15:06

格闘技

殊勲賞の中谷潤人、王座返上の井岡と「やりたかった」目標は2階級制覇→統一戦
元WBO世界フライ級王者・中谷潤人 Photo By スポニチ
 ボクシングの2022年度年間表彰式が22日、東京ドームホテルで3年ぶりに開催され、歴代単独最多となる6度目の最優秀選手賞(MVP)に5年連続で選ばれた前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)らが出席した。
 前WBO世界フライ級王者の中谷潤人(25=M・T)は2年ぶり2度目の殊勲賞を受賞した。「久々にこういう華やかな舞台で受賞させていただいて、すごくうれしいです。また評価してもらえる試合をしていきたい、という気持ちになりましたね。(MVP、技能賞を合わせた)三賞に選んでいただいただけでも凄く光栄ですし、励みになるので、また上を目指していきたい思いでいっぱいです」とコメントした。

 WBOスーパーフライ級1位の指名挑戦者として対戦指令が出ていた井岡一翔(33=志成)がWBO世界スーパーフライ級王座を返上。WBOからは同級2位アンドリュー・モロニー(32=オーストラリア)と空位になった王座の決定戦を指示された。「(井岡とは)もちろんやりたかった気持ちはあったんですけど、こういう形になったんで。目標としてはスーパーフライ級で王者になるということは変わらないので、しっかり取れるように気持ちは切り替えています」と、あくまで目標は2階級制覇と強調した。

 モロニー戦は5、6月頃の米国開催が有力となっている。「(相手は)凄く運動量のある選手なので、しっかり僕の形に持っていけるように練習している」とし、「合宿は走り込みも入れながら、米国でも調整していきたいと思っている。体重の面もあるので、減量もしっかりしていきたい。(試合の)日程が決まったら、そこへ向けて詰めていきたい」と話した。今年の目標については「スーパーフライ級でまず(ベルトを)獲って、大きい試合、ビッグマッチと言われる試合をやっていきたい。スーパーフライ級で統一戦をやれればいい」と王座統一戦を掲げた。

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