東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦はドロー 森武蔵は涙、渡辺卓也は納得いかず
2023年03月29日 22:49
格闘技
21年5月に当時の東洋太平洋フェザー級王者・清水聡(大橋)との王座統一戦に敗れ、薬師寺ジムから志成ジムへ所属を変えた森は移籍後初のタイトルマッチ。ジム先輩の元4階級制覇王者・井岡一翔(志成)にリングサイドからアドバイスを受けたが、「チャンスをモノにできなかった自分が情けない」と涙ぐんだ。中間距離で戦う方がよかったのではと問われると「ポイントを取っていく力はないと分かったし、陣営の指示を無視して組み立てていたら負けていた。陣営に首の皮一枚つなげてもらった」と振り返り、「もう一度やらせてもらえるならやりたい」と再戦を希望した。
一方の渡辺は「8回まで取っていたので大丈夫という思いはあった」と採点に首をかしげた。接近戦の展開で優位に進めたが「ここまで接近戦になるとは想定していなかった」と森の戦い方は想定外だったという。コロナ下でも積極的にタイトルマッチを受け、昨年12月には元2階級制覇王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に判定勝ち。再戦については「チャンスがあるならまたやりたいと思うが、タイトルが懸かっているなら誰でもいいというのはある」と淡々と話した。