ボクシングの帝拳プロモーションは29日、WBC&WBA統一世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(31=BMB)が4月8日に東京・有明アリーナで行う防衛戦の相手がWBA世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガ(24=米国)に決まったと発表した。寺地は当初、WBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)との3団体王座統一戦を予定していたが、ゴンサレスがマイコプラズマ肺炎を発症して試合ができなくなったため、代役挑戦者との防衛戦に変更していた。WBC王座2度目、WBA王座は初防衛戦となる。
5戦全勝(3KO)のオラスクアガはオーソドックスのファイタータイプで、4月15日に韓国・仁川で元日本ユース・フライ級王者の白石聖(26=志成)と対戦予定だった。3月13日に来日し、4月1日に東京・後楽園ホールで再起戦を行う岩田翔吉(27=帝拳)のスパーリングパートナーを務めていた。寺地は昨年の米ロサンゼルス合宿などでオラスクアガとスパーリングをした経験があり、24日の公開練習では「パワーが結構あって、うまさもある良い選手」と印象を述べていた。オラスクアガは30日に都内で公開練習を行う。
代役候補にはゴンサレスと同じサウスポーのWBO世界ライトフライ級13位ヘラルド・サパタ(28=ニカラグア)も挙がっていたが、入国ビザの取得が間に合わなかった。