4・8挑戦者決定戦の吉野修一郎が綱渡りの渡米 パスポート到着は当日午前「ストレスぶつける」

2023年03月29日 19:02

格闘技

4・8挑戦者決定戦の吉野修一郎が綱渡りの渡米 パスポート到着は当日午前「ストレスぶつける」
羽田空港から渡米した吉野修一郎 Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBC世界ライト級挑戦者決定戦12回戦 ( 2023年4月8日    米ニュージャージー州ニューアーク )】 世界2階級制覇のスター選手でWBC世界ライト級3位のシャクール・スティーブンソン(25=米国)と対戦する同級4位・吉野修一郎(31=三迫)が29日、羽田空港から渡米した。3月13日に米国への入国ビザを申請したものの前日28日まで届かず、この日午前にようやくビザが付いたパスポートが手元に到着。空港到着後もチェックインに時間がかかり、さらに手荷物の重量オーバーとドタバタの出国となった。経験豊富な三迫ジムの三迫貴志会長(49)も「ヤキモキしたが、何とかギリギリ」と苦笑したほどで、前夜は郵便追跡サービスをチェックしていたという吉野は「昨日、一昨日とずっとソワソワして、大丈夫かなと。心配と不安と。ようやく行けることになって安心した」とホッとした様子で、「ストレスをシャクールにぶちまけようと思う」と気持ちを切り替えた。
 ライト級の東洋太平洋王座とWBOアジア・パシフィック王座を返上し、プロでは初めて海外での試合に臨む吉野はロサンゼルスでメディカルチェックと最終調整を行い、4月3日にニューアーク入りする。スティーブンソン対策として、スパーリングは今永虎雅(23=大橋)や世界選手権金メダルの岡沢セオン(27=INSPA)らサウスポーと27日まで100ラウンド以上を消化。2度手合わせした岡沢は“仮想シャクール”として相手の動きを真似してくれたそうで「2回目は凄く当たった。サウスポーもバッチリです」と手応えを口にした。

 空港には地元の栃木県鹿沼市から後援会メンバーも駆けつけ、激励を受けた。「ただのイメチェンです」と黒髪にした吉野は「いつも以上に練習でも気合が入った。向こうで世界の吉野というのをいろんな人に見てもらいたい。気持ちの盛り上がり?100%で言ったら今、120%行ってます」と闘志をみなぎらせた。

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