新王者の原優奈 「エイプリルフールですけど、これはリアルです」 日本Sフェザー級タイトルマッチ

2023年04月01日 21:20

格闘技

新王者の原優奈 「エイプリルフールですけど、これはリアルです」 日本Sフェザー級タイトルマッチ
日本スーパーフェザー級の新王者となった原優奈(中央)と王座から陥落した坂晃典(後方左端) Photo By スポニチ
 ボクシングイベント「3150FIGHT SURVIVAL vol.4」が1日、エディオンアリーナ大阪第2競技場であり、セミファイナルの日本スーパーフェザー級タイトルマッチは同級1位の指名挑戦者、原優奈(28=真正)が4回1分3秒、TKOで王者の坂晃典(31=仲里)からベルトを奪った。
 勝利後のリングで「きょうはエイプリルフールですけど、これはリアルです」。マイクパフォーマンスでも場内を沸かせ、タイトル初挑戦とは思えない大物感を漂わせた。

 王者に出ばなをくじかれた。初回に右オーバーハンドを食らってダウン。それでも的確なジャブから右ストレートにつないで立て直し、同回終盤は王者にたたらを踏ませる場面もあった。2回以降もワンツーを中心に、いきなりの右や近距離で左フックなどをヒット。主導権を握った。4回は右ストレートでダウンを奪い、レフェリーストップを呼び込んだ。

 「(初回にダウンを奪われても)セコンドの声が聞こえていたし、思ったより焦りはなかった。絶対に自分のパンチは当たると思っていたし、やることは変わらなかった」

 試合前は王者の坂に対し挑発的なコメントをたびたび発したものの「リスペクトしていない選手には、ああいうことは言わない。強い坂選手が相手だから、真剣に練習できた」などと説明した。

 銀色に渋く輝く日本タイトルのベルトを肩にかけ「世界(のベルト)が一番だと思うけど、よう見たら格好いいですね」と笑み。その一方で「ここが最終目標じゃない。もっと上の舞台、高みを目指して頑張ります」と一層の精進を誓った。

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