中谷潤人「小さい頃から見てきた目標の一つ」バンタム級転向で3階級制覇へ 2・24サンティアゴ戦

2023年12月14日 17:04

格闘技

中谷潤人「小さい頃から見てきた目標の一つ」バンタム級転向で3階級制覇へ 2・24サンティアゴ戦
<ボクシング会見>意気込みを語る中谷(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級前王者の中谷潤人(25=M・T)が2月24日に東京・両国国技館でアレハンドロ・サンティアゴ(27=メキシコ)とのWBC世界バンタム級タイトルマッチを行うことが14日、発表され、都内のホテルで会見を行った。
 中谷はかねてよりバンタム級への転向を示唆しており、それが実現。WBOスーパーフライ級王座は既に返上済みで「挑むだけなので気持ち的には楽。感覚的には初めてだけど、やることは変わらず」とフライ級、スーパーフライ級に続く世界3階級制覇を見据えた。

 WBC世界バンタム級王座は、これまでに長谷川穂積や山中慎介、井上尚弥らが獲得してきた。「日本人のチャンピオンの歴史のあるタイトルで、小さい頃から見てきたベルトで目標の一つ。こういった舞台に立てるということを、小さい頃の自分に教えてあげたい」。同級への挑戦に感慨を込めた。

 相手のサンティアゴは今年7月、ノニト・ドネア(フィリピン)を判定で破ってWBC世界バンタム級王座を獲得している強敵。「手数の多いファイタータイプ」と評し、中谷より13センチ身長の低い相手に対し「僕の長い距離を使って、近い距離も両方使い分けながら倒しにいければ」と青写真を描いた。

 転級初戦に挑む中谷は「先を見据えると統一戦を」と今後の目標を語った。この日、会見場で隣に並んだ井上拓真(27=大橋)が同じバンタム級のWBA王者で4団体統一を目指しているため、いずれは対戦することが予想される。「まずはこの一戦を獲らないと。獲ってからいろいろ発言していきたい」と目の前の試合に集中しつつ、将来的な日本人同士の統一戦を視野に入れた。

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