キド・クラッチよ、永遠に…いぶし銀でファンから愛された木戸修さん死去　「札幌男」の異名、ファンも追悼

2023年12月14日 18:22

格闘技

キド・クラッチよ、永遠に…いぶし銀でファンから愛された木戸修さん死去　「札幌男」の異名、ファンも追悼 — 藤波辰爾に脇固めを決める木戸修さん（2001年撮影） Photo By スポニチ

　新日本プロレスなどで活躍した元プロレスラーの木戸修（きど・おさむ）さんが11日午後に死去したことが14日、分かった。73歳。川崎市出身。長女のプロゴルファー、木戸愛がマネジメント会社を通じて報告した。通夜、葬儀は近親者のみにて執り行う。

　関係者によると木戸さんは同日、自宅で容体が急変し、病院に搬送されて息を引き取ったという。

　木戸さんは、地味なファイトスタイルながらも、実直な性格などがファンに愛された名レスラー。「キド・クラッチ」「脇固め」など関節技が有名で、「いぶし銀」として名を馳せた。ライバルの藤波辰爾らとの名勝負も多く、1986年に前田日明とのタッグでIWGPタッグ王座を獲得した場面も、ファンには記憶に残る。

　木戸さんの訃報が伝わると、SNSでは追悼が続々。X（旧ツイッター）では「木戸修さん」「レスラー」などがトレンド入り。「キドクラッチ！好きだったなぁ」「木戸修さんのご冥福をお祈りします。キドクラッチよ永遠に」「キドクラッチを初披露した試合…観戦してました。とても残念です」「86年8月、前田と組んで初公開のキドクラッチで藤波、木村からIWGPタッグを奪取した実績は光る。木戸さん安らかに」など、ファンが追悼の声を寄せた。

　また、木戸さんは札幌との縁はなかったが、同地での人気がなぜか高く「札幌男」との異名を持っていた。新日本プロレスの札幌ドームのこけら落としでの大会では全選手代表としてオープニングの挨拶を行ったこともある。

　関節技を得意とする藤原喜明とも名勝負が多く「新日本の良心、いぶし銀、札幌男。御冥福をお祈りします」「G1で藤原組長にキドクラッチで勝った場面とパッと考えただけでも色々思い出すものだ」「木戸vs藤原なんて渋かった」「木戸修といえば札幌だよな」などの声も上がっていた。