那須川天心 1・23にボクシング転向3戦目で世界ランカーと対決 「圧倒的な差を見せる」

2023年12月14日 18:08

格闘技

那須川天心 1・23にボクシング転向3戦目で世界ランカーと対決 「圧倒的な差を見せる」
<ボクシング会見>次戦が発表された那須川(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 “キックの神童”で4月のボクシングデビューから連勝中の東洋太平洋スーパーバンタム6位の那須川天心(25=帝拳)が来年1月23日にエディオンアリーナ大阪で転向3戦目を行うことが14日、都内で発表された。WBAバンタム級13位、WBO同級14位のルイス・ロブレス(25=メキシコ)と対戦する。また2月にトリプル世界戦を行うことも発表され、前WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(25=M・T)はバンタム級に転級し同級タイトルマッチに挑戦することが決まった。
 転向3戦目で初の世界ランカーとの対決。これまでの黒髪を金色に染め上げて会見に登場した那須川は「ハードルは上がるが期待されている証拠。自分より実力もランキングも上の選手にしっかりと勝ち切って圧倒的な差を見せたい」と強い決意をにじませた。

 次戦の相手はルイス・ロブレス。9月の転向2戦目で8回判定勝ちしたメキシコ王者ルイス・グスマンと、くしくも同じルイスとの対戦。「前回に続き今回もルイスなんで“ルイス狩り”をしっかりしたい」と天心節を響かせた。

 グスマン戦では試合中に競技人生で初めて左拳を骨折。それでも約2カ月の負傷期間をプラスに捉え「これでもかというくらい走り込んだ。そのおかげでスタミナもついた」とうなずく。「ほぼほぼ大丈夫」と拳の回復も順調で、13日からはスパーリングを開始したことも報告した。


 2戦目では123ポンド契約(55.7キロ)だったが、次戦では121ポンド契約(54.8キロ)と前回より約1キロ落とした契約体重で挑む。将来的なバンタム級転級での世界挑戦を視野に入れた“テストマッチ”であることも示唆した那須川は「時間をかけて体型や体重をつくっている。ボクシングを初めてやっと1年になるが、まだ体づくり試している最中。気長に待っていてください」と話した。

 勝てば世界王座への挑戦可能な15位以内に入る可能性もある。「相手どうこうより自分の動きというか、自分の持っている正義を全てぶつけたい。時間かけて着実に成長していると思うし、今回も進化した姿を見せたい」。初の大阪開催で那須川が24年初戦から盛り上げる。

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