トリプル世界戦は全勝!拓真はKOで涙の初防衛 中谷6回TKOで3階級制覇 田中は判定で最速4階級制覇

2024年02月24日 21:41

格闘技

トリプル世界戦は全勝!拓真はKOで涙の初防衛 中谷6回TKOで3階級制覇 田中は判定で最速4階級制覇
(左から)史上最速で4階級制覇を成し遂げた田中恒成、メインで初防衛し涙の井上拓真、6回TKOで3階級制覇を決めた中谷潤人 Photo By スポニチ
 【プロボクシング「Prime Video Presents Live Boxing7」 ( 2024年2月24日    東京・両国国技館 )】 プロボクシングのトリプル世界戦「Prime Video Presents Live Boxing7」が24日、東京・両国国技館で行われ、井上拓真、中谷潤人、田中恒成の3人全員が勝利を収めた。
 先陣を切ったWBO世界スーパーフライ級王座決定戦は同級1位の田中恒成(28=畑中)は、同級2位クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)と対戦。中盤から強烈なボディーで試合を優位に進め、終盤には猛ラッシュを見せるなどダウンも奪い、判定3―0で日本男子3人目の世界4階級制覇を達成した。プロ21戦目の4階級制覇は、“ゴールデンボーイ”オスカー・デラホーヤ(米国)の24戦目を抜いて世界最速となった。

 ▼田中恒成 このベルトが欲しかった。3年2カ月ぶりの世界戦で、こうして勝てて、もちろんうれしいはずなんですけどけど、満足できていない自分がいることが、うれしいです。

 続いて登場した中谷潤人(26=M・T)は、バンタム級転向初戦で王者アレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)を圧倒。6回TKOでベルトを奪取し、日本人7人目の3階級制覇となるWBC世界バンタム級王者に輝いた。

 ▼中谷潤人 この試合に向けて、日本でもロスでも死ぬ思いでやってきたので、サンティアゴ選手に感謝します。WBCのバンタム級のベルトは日本人も多く巻いてきたベルトなので凄く光栄に思うと同時に、気が引き締まる思いがあります。

 そしてメインに登場したWBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)は、同級9位ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)と対戦。元IBF世界スーパーフライ級王者時代に9度の防衛に成功した難敵を9回KOで勝ち下し、世界戦初のメインイベンターとしての役割を全うし初防衛に成功した。強烈なボディーへのアッパーで勝負を決めた拓真は、リング上で偉大な兄・尚弥と抱き合って歓喜。大観衆の歓声に涙があふれた。

 ▼井上拓真 やる前から過去イチの強敵だと思ってましたし、やっぱりここまで判定続きだったし、いい見せ場を見せられず、自分も変わったところを見せたかった。こういう結果で終われて最高です。

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