拓真にKO負け“過去最強”アンカハス肩落とす「ボディーがとても効いてしまった。一つのパンチで…」

2024年02月24日 22:27

格闘技

拓真にKO負け“過去最強”アンカハス肩落とす「ボディーがとても効いてしまった。一つのパンチで…」
<トリプル世界戦>8回、井上拓真の強烈な左ボディーを食らうアンカハス(右)(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【WBA世界バンタム級タイトルマッチ ( 2024年2月24日    東京・両国国技館 )】 WBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)が同級9位ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)を9回44秒、KOで下し初防衛に成功。元IBF世界スーパーフライ級王者時代に9度の防衛に成功した難敵を下し、世界戦初のメインイベンターとしての役割を全うした。
 「過去最強の挑戦者」と評されたサンスポーのアンカハスが距離を詰め懐を狙い、拓真が右を合わせる展開。第2ラウンド、第3ラウンドと拓真がカウンターを当てると、アンカハスは第4ラウンドで再び距離を詰め、拓真も接近戦での打ち合いに応じた。中盤以降もラウンドごとに距離を取ったり、接近戦に出たアンカハスだったが、拓真に的確にパンチを当てられ中盤以降は防戦一方。そして9回。井上の右のボディーで後退させられ、2発目のアッパー気味のボディーが入ったところでアンカハスは膝をついた。

 中盤から明らかに動きが鈍くなったアンカハスは「全てを出し切って勝ちにいったけど、ボディーがとても効いてしまった。一つのパンチが勝負を決めてしまった。一つのパンチで流れを持っていかれた」と肩を落とし、拓真の勝利を称えた。

 ▼井上拓真 やる前から過去イチの強敵だと思ってましたし、自分自身、試合当日まで不安がいっぱいで、勝てるか負けるか分からない極限の状態で練習をしてきました。やっぱりここまで判定続きだったり、いい見せ場を見せられず、お客さんもたぶん退屈してしまっていたところもありますし、自分も変わったところを見せたいと思ってここまで頑張ってこられて、こういう結果で終われて最高です。(KOは)こんだけの強豪相手に接近戦で打ち勝てたというのは今後の自信にもなりましたし、これから変わった井上拓真を見せて生きたいと思います。(父や兄のサポートには)最高の結果に終われて、本当にありがとうといいたいです。(今後は)日本でバンタム級が盛り上がってますけど、そこの頂点は井上拓真ありというのを見せていきたい。

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