田中恒成の兄・亮明氏「僕もメダルを獲れた場所だし、うれしい日に」「本音を言えば倒してほしかったけど」

2024年02月24日 21:13

格闘技

田中恒成の兄・亮明氏「僕もメダルを獲れた場所だし、うれしい日に」「本音を言えば倒してほしかったけど」
<トリプル世界戦>田中の試合で声を出す兄・亮明(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【プロボクシング「Prime Video Presents Live Boxing7」 ( 2024年2月24日    東京・両国国技館 )】 ボクシング興行「Prime Video Presents Live Boxing7」が24日、東京・両国国技館で行われ、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦は同級1位の田中恒成(28=畑中)が同級2位クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)を判定3―0で下し、日本男子3人目の世界4階級制覇を達成した。
 会場で見守った21年東京五輪ボクシング競技のフライ級銅メダリストで兄の亮明氏は、弟の世界最速記録となる偉業について「世界チャンピオンになっていない期間が長くて、俺が知っているあいつからしたら世界チャンピオン以外は似合わないので、まずは返り咲いてほしいという思いが強かった。とりあえずホッとしているし、うれしいです」と安どの表情を見せた。

 兄・亮明氏との主なやりとりは以下の通り。

 ――自身が21年東京五輪で銅メダルを獲得した時と同じ会場。

 「僕もメダルを獲れた場所だし、本当に久しぶりの世界奪取ということで今日はうれしい日になったと思います」

 ――リング上でのインタビューを聞いて。

 「あいつも負けず嫌いなので、井岡選手にリベンジしたいとずっと思っていたと思う。恒成自身、井岡選手をリスペクトしていると思うし、世界チャンピオンにならないとそういう発言はできない。ベルトを持って挑みたいとこの場で言えること、やっと言えるところまで来たことに対してうれしい」

 ――戦いぶりはどうだったか。

 「良い意味でも悪い意味でも警戒して落ち着いていた。昔の恒成だったら、倒してダウン取った後のラウンドでもパンチもらうことをかまわず攻めていたと思う。本音を言えば倒してほしかったけど、久しぶりの世界戦ということで大人の戦い方というか。雰囲気に流されずできたのが大人になった、成長したところかなと思います」

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