桂由美さんがターバンにこだわったワケ ドン小西氏が解説「見る側の印象にどう残るのか、計算を」

2024年04月30日 16:53

芸能

桂由美さんがターバンにこだわったワケ ドン小西氏が解説「見る側の印象にどう残るのか、計算を」
桂由美さん(1992年撮影) Photo By スポニチ
 ファッション評論家のドン小西氏(73)が30日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にリモートで生出演し、ブライダルデザインの第一人者で26日に死去した桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんのファッションの秘密について語った。
 桂さんの訃報は30日、公式サイトで発表された。94歳だった。葬儀は行わず、追悼ショー(しのぶ会)を後日開催する予定。

 小西氏は3月に桂さんと会ったばかりだったという。「元気でいらして、桂さんは意外と淡々としてらっしゃるから、いつも同じ表情なんですけど、ちょうど1月前ですよ?ステージにきちっと上がられて、観客の前でピチッとスピーチをやられていましたよ、いつも通り」と、その時の様子を振り返った。

 それだけに、「ちょっと前のことですから、えっ!?ってびっくりしましたね」と素直に驚きを口にした。

 桂さんといえば、特徴的だったのは、頭に巻いたターバン。夫から「黒柳徹子さんのように、ひと目で分かる特徴を」と言われ、ターバンをファッションに取り入れるようになったという。小西氏は「本人もおっしゃってましたけど、お洋服とターバンの数は同じ数持ってるとおっしゃってましたよ」と、桂さんのターバンへのこだわりを明かした。

 テレビなどメディアにも積極的に出て、ブランドをアピールしていった桂さん。小西氏によると、桂さんのメディア進出にもターバンが関係しているという。「賢い方だから、テレビというのは、(映像が)抜くところは限られているじゃないですか?デザイナーはモデルじゃないから、全身を映してもしょうがないので、テレビの画面に自分が抜かれた時に、見る側の印象にどう残るのか、きちっと計算なされてましたね」と、裏話を明かしていた。

 桂さんは1930年4月24日生まれ、東京都出身。1964年、日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動を開始した。翌年、日本初のブライダル専門店をオープン。日本のブライダルファッション界の第一人者としてパリやNYなど世界各国30以上の都市でショーを行い、「ブライダルの伝道師」とも称される。69年にはNPO法人全日本ブライダル協会を設立。72年に元大蔵省官僚の結城義人さんと結婚し、90年に死別している。1993年に外務大臣表彰、2019年には文化庁長官表彰を受賞。

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