小野寺昭 「代表作」殿下に訪れた最大の危機を明かす「直接、プロデューサーから言われたわけじゃ…」
2024年05月20日 18:16
芸能
小野寺は番組スタート時からレギュラー。そして、すぐに危機がやってきた。「1年目にね、直接、プロデューサーから言われたわけじゃないんだけど…」と前置きして、「あんまり(自身が)パッとしなかいから、降板させようかって話がチラホラ(あったらしい)」と打ち明けた。
共演者は、「ボス」を演じた石原裕次郎さん(1987年死去)をはじめ、「マカロニ」の萩原健一さん(2019年死去)、「ゴリさん」の竜雷太など個性派揃い。自分で「無色透明」と表現する薄いキャラは、番組の中で埋没していた。
「ある時、(撮影している)カメラマンがね、“昼帯(のドラマ)ばっかりやっている役者はどうしようもねえよな”って、オレに聞こえるように言うんだよ」
まさに四面楚歌。それでも、周囲は小野寺の良さを生かした脚本作りを目指し、「オレにピッタリのようなものを一つ書いてくれたんですよ。それがまた、ハマってね。これが殿下だっていうのを書いてもらったの」
大ヒット番組で「居場所」を見つけた小野寺はその後、なくてはならない存在として、黄金時代を支えた。