元テレ東・福田典子アナ明かす「響いた」人気タレントの金言「ご縁をつなごうと思って出会った人は…」
2024年05月24日 08:46
芸能
![元テレ東・福田典子アナ明かす「響いた」人気タレントの金言「ご縁をつなごうと思って出会った人は…」](/entertainment/news/2024/05/05/jpeg/20240505s00041000828000p_view.webp)
肩書きは「COC」。Chief Oral health Communicator(チーフ・オーラルヘルス・コミュニケーター)の略称 で、「口頭で伝達する筆頭責任者」「口腔(こうくう)についての知識を伝達する筆頭責任者」というのが、新たな仕事だ。同社では副業が認められているほか、広報の業務内でもフリーアナウンサー業を請け負えるのが特徴的。広報とアナウンサーの“二刀流”でオーラルヘルスの大切さを伝えていくことを目指している。
立教大卒業後、2013年にRKB毎日放送(福岡市)に入社。16年夏にテレ東に転職し、「モヤモヤさまぁ~ず2」のアシスタントとしてもお茶の間で人気だったが、テレビ東京のスポーツ報道を支える存在としても知られていた。
スポーツ番組にかかわるようになったのは、RKB毎日放送の新人アナ時代。「入社1年目の冬に上司に『スポーツを見るのは好きか?』『スポーツを伝えたいと思うか?』と聞かれて『分からない状態から勉強するという形でいいのであれば』というような話をさせていただきました。翌週にはスポーツ番組のMCになることが決まっていました」。スポーツについての知識不足を自覚している中での大役。単語帳を使って、選手の顔や名前を無我夢中で覚えた。試合後もスタジアムに残り、関係者に話を聞くなど足を使って情報を集め、「一番長く球場にいるアナウンサー」として知られるようになり、選手や周辺のメディア関係者からの信頼を得ていった。こうした努力の積み重ねがテレビ東京転職後も社内外の評価を高めていった。
自身の経験を踏まえ、今回の転職へ向けて支えになった言葉がある。退社前の1年間司会を務めた情報番組「よじごじDays」で火曜日MCを務めているタレントの上地雄輔からの金言だ。「『ご縁』をつなごうと思って行った席で出会った人は『ご縁』じゃない。それは『つながり』。それも大事にするべきだけど、俺たちみたいにやりたいって言ったわけじゃないのに、誰かが決めて隣に座って一緒に番組をするようになったのを『ご縁』って言うんだ」。
偶然のめぐり合わせで出会った人こそが予想外の出来事を呼び込んでくれたり、より大きな成長の機会を与えてくれたりする可能性を秘めている。
「スポーツ番組の司会を頑張ってくうちに、楽しさを見つけられた。私にとってスポーツの仕事はとても『ご縁』のある仕事だと思っています」。現在働いている「SCOグループ」からの転職も自ら求めた結果ではなく、同グループからの声掛けがきっかけだった。プライベートでは21年に結婚し、第1子を出産。「子育てを始めてから時間の使い方が変わった。何を優先して自分の時間を使っていくべきなのか、お仕事としてどういうことをやっていきたいのか。改めて自分自身を見つめ直した時に、これまでの経験をより生かして、スポーツに携わっていきたいと思った。また、日常生活では年齢を重ねると、健康の話題が共通の話題になるので、健康に対しての意識が高まってきていました。そんな時、SCOグループの方から広報へのお誘いがあったんです」
テレビ東京を去ることに「中途・キャリア採用で拾ってもらった身。そしてお世話になった8年弱がすごく充実していた」と悩みに悩んだが「上地さんの言葉が響きました」。新たな挑戦につながる「ご縁」による成長、広がりを身をもって知っているからこそ、新たな一歩が見えてきた。
「私には今この仕事が必要なんだろうなって思いながら楽しんでいけたら、一番自分がたどり着きたいところにたどり着けるんだろうなと思っています」。喜びを見つけながら貪欲に進んでいく。
◇福田 典子(ふくだ・のりこ)1991年(平3)2月12日生まれ、福岡市出身の33歳。立大経営学部3年時に「BSフジNEWS」のキャスターを務めた。卒業後の2013年にRKB毎日放送(福岡市)にアナウンサーとして入社。16年6月に同社を退社し、同8月にテレ東に入社した。スポーツ報道のほか、「モヤモヤさまぁ~ず2」のアシスタント、夕方の生活情報番組「よじごじDays」の司会など幅広い番組で活躍した。身長167センチ。血液型AB。