永瀬九段 A級順位戦勝利で2勝1敗 9月4日から藤井王座に挑戦 中旬から王将リーグと多忙

2024年08月30日 23:16

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永瀬九段 A級順位戦勝利で2勝1敗 9月4日から藤井王座に挑戦 中旬から王将リーグと多忙
永瀬拓矢九段 Photo By スポニチ
 将棋の藤井聡太名人(22)=王将など7冠=への挑戦権を争う第83期A級順位戦が30日、大阪・関西将棋会館で指され、永瀬拓矢九段(31)が稲葉陽八段(36)に73手で勝利した。先後はあらかじめ永瀬の先手に決まっており、戦型は稲葉の角交換型振り飛車になった。
 振り飛車党に転向した稲葉が4手目、角道を開けたまま飛車を3筋へ振ったため、直後に角交換へ進んだ。そして永瀬が筋違い角を放つと、稲葉も角を合わせて両者馬を作り合う乱戦へ進行。さらに飛車交換の後、稲葉が手駒にした飛車を馬に当てながら中段へ放つと、永瀬がそれを受けずに馬斬りへと踏み込んで稲葉陣を攻略した。

 永瀬は2勝1敗、稲葉は0勝3敗となった。棋士10人が総当たりで9局ずつ指し、藤井への挑戦権を争うA級は3回戦に突入したばかりで、佐藤天彦九段(36)、佐々木勇気八段(30)、増田康宏八段(26)が2勝で負けなしとなっている。

 永瀬は9月4日開幕の王座戦5番勝負でも、藤井への挑戦を決定済み。また、9月中旬開幕予定のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグにも前期からの残留組で参戦と、慌ただしい秋を迎えることになる。

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