山口真由氏 兵庫・斎藤知事の“元官僚ムーブ”解説「知事も担がれるべきという感覚をお持ちだったら…」

2024年09月05日 15:24

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山口真由氏 兵庫・斎藤知事の“元官僚ムーブ”解説「知事も担がれるべきという感覚をお持ちだったら…」
山口真由氏 Photo By 提供写真
 元財務省官僚で信州大の山口真由特任准教授の山口真由氏(41)が5日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、官僚時代の経験を明かした。
 番組では、パワハラやおねだりなど数々の疑惑が取り沙汰されている兵庫県の斎藤元彦知事(46)が、総務省出身の官僚だったことについて取り上げた。番組の取材では、斎藤知事が職員らに対し、1年間に送った4885件のチャットのメッセージのうち、半数近い2165件が休日や深夜の業務時間外に送られたものだったことが分かった。休日も業務時間も関係なく、職員に仕事を課していた可能性がある。

 東大卒業後、財務省に入省し、官僚経験がある山口氏。MCのフリーアナウンサー石井亮次から「業務時間外のメールは当たり前なんですか?」と問われると、「私がいたのは20年前なので」と前置きし、当時の経験を話した。「メールを読めない状況だったんです。だから祝日は(仕事場に)行くんですよ。行って、メールを見て、上司が(メールを出している)…やばい!ってなって」。休日出勤は当たり前で、「全般として国家公務員はワーカホリックが多い。部下も上司も」と、自身の印象を語った。

 そんな経験を踏まえ、斎藤知事の言動について「この方の根本にあるのは、霞ヶ関がどれだけ大臣に気を遣うかですよ」と指摘した。「私のころは“大臣が(資料の文字が小さくて)見えにくいな”と言ったら、瞬間に“38(ポイントの)フォントに拡大”というのを10分後に用意しちゃう。“文字をデカくしろ!”って。大臣が歩く道はすべて赤いじゅうたんを敷いて、大臣が入って来た瞬間に大臣室、起立。玄関で分かりますから」。政治家への異常とも思える気の遣い方を説明した。

 あらためて「20年前、個人の経験なんで、今はどうかまったく分からないですけど」としつつ、「めちゃくちゃ気を遣う文化の中にいて、知事も同じように地方公務員から担がれるべきだという感覚をお持ちで、そこにずれていたら、“俺が大臣に対してしていた配慮をどうして君たちは自然にできないの?”という、いら立ちがあったのかなと思います」と自身の推測をまじえて話した。

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