テレ朝「朝まで生テレビ!」地上波での放送終了 昭和から37年半の歴史に区切り 10月からはBSで

2024年09月28日 04:24

芸能

テレ朝「朝まで生テレビ!」地上波での放送終了 昭和から37年半の歴史に区切り 10月からはBSで
田原総一朗氏 Photo By スポニチ
 ジャーナリストの田原総一朗氏(90)が司会を務めるテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」が28日、37年半にわたる地上波での放送を終えた。
 地上波放送最後のテーマは「激論!新総裁誕生!ド~する?!日本」。27日に誕生した自民党の石破茂新総裁への要望や課題などについて、田原氏を含めた11人の出演者がそれぞれの持論をぶつけた。
 
 約3時間の生討論を終えた田原氏は「視聴者のみなさん、出演者、スタッフに本当にありがとうと言いたい。無理を言いまして」と感謝を述べた。徹夜での討論については「やっている方はとても楽しくてストレスは全くない」と振り返った。番組によると37年半で延べ約6600人のパネリストが出演したという。

 同番組は10月からBS朝日で放送。現在は毎月最終金曜日の深夜帯に午前4時台まで生放送だったが、BSでは最終日曜日の午後7時から2時間の生放送となる。

 ゴールデン帯の番組となり“朝生”ではなくなるが、タイトルは変更しない。田原氏は「深夜だから見られなかった人にも見てほしい」と呼びかけている。

 枠移動の理由は田原氏が今年4月に90歳の節目を迎えたこと。局内外から「深夜の生放送は体への負担が大きい」と心配する声が上がっていた。

 田原氏は90歳を迎えてから初回となった4月の放送で「ここまで生きた限りは死ぬまで頑張る」と生涯現役を宣言。番組の意義について「自由にタブーなしに論戦できる」と強調していた。

 「朝まで生テレビ!」は1987年(昭和62年)4月に放送開始。月1回の“タブーなき言論の場”として、政治を中心に国際情勢から社会的な事件、IT問題など幅広い議題でさまざまな有識者が激論を交わしてきた。議論が白熱し、出演者同士が口論に発展するケースも多々あり、生放送ならではのハプニングを期待する視聴者も多かった。

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