森永卓郎氏 株価は「これからズルズル落ちていく」 康平氏「本当の意味での石破ショックが起こるのは…」
2024年10月01日 12:17
芸能
なお、1日午前の東京市場は大幅反発。前日に1900円超下落した反動で、値頃感がある銘柄が買い戻され、上げ幅は一時700円を超え、節目の3万8000円台を回復した。
息子で経済アナリストの森永康平氏は「先物の動きを見ていたら、週開けの東京市場はこうなることは分かりきっていたこと。ただ、各紙が表現として“石破ショック”みたいなこと言ってる人たちが多い。確かに2000円近く落ちたわけですから、石破ショックって表現するのも間違っちゃいないけど、ただもうちょっと冷静に見たほうがいい」と見解。
「実は総裁選の2日前ぐらいから日経平均先物が総裁選の結果が出るのに合わせて、株高が進んで、為替も円安方向に動いていた。取り引きが終わった後に結果が出たので、先物がスコーンと落ちて。ドル円の円高になった。落ちた着地点がだいたいその2日前ぐらいの水準。石破ショックでガツンと下がったっていうのも正しい表現かもしれないけど、見方を変えると、高市トレード、“高市(早苗)さんになるでしょ?”ってそっちに織り込んで株高、円安が進んでいたけど、“石破さんになりました!”ってことでスコーンと元に戻ったって感じだと思う。(高市氏は)明確に金融緩和しておけ、引き締めるなってスタンスを取ってるわけですから、それに期待して、マーケットは先に織り込んでいったんですけど、石破ショックだと言ってるけど、正確には高市トレードが巻き戻されて、元の数字に戻った」とした。
そのうえで「本当の意味での石破ショックが起こるのはこれから。ここから石破政権の評価が始まっていくんだろうなと」と話した。
これに、卓郎氏は「基本的には、康平の言う通りなんですけど」としつつ「もう1つ注目しなきゃいけないのは、7月の末の史上最大の大暴落。その翌日にかなりの部分、戻したんですよ。投資依存症にかかっている人たちが“安くなったからもう一度買い直すぞ”って一気に買いに入ったんですけど、今日は先物はアメリカ株が史上最高値を更新したにも関わらず、いま、280円ぐらいしか上がってない。1900円落として280円しか戻していないということは“やっぱりだめだ!”と思っている投資家がいっぱい出てきたっていうこと」とし「これからズルズル落ちていく」と予想した。
そのうえで、新NISAを始めたという熊谷実帆アナウンサーに対し「クマさんに言いたい、撤退のチャンスだぞ」とアドバイスを送っていた。