2016年NHK大河ドラマ「真田丸」
「真田丸」佐助、きりに“超高速失恋”の裏側 藤井隆「戸惑いなかった」
2016年12月05日 13:30
芸能
![「真田丸」佐助、きりに“超高速失恋”の裏側 藤井隆「戸惑いなかった」](/entertainment/news/2016/12/04/jpeg/G20161204013857830_view.jpg)
きり「お気を付けて」
佐助「1つだけお願いがあります。もし無事に帰ってきたら夫婦(めおと)になってもらえませんか?」
きり「(食い気味に)ごめんなさい」
佐助「はっ!」(言葉を発しながら姿を消す…)
インターネット上には「こういう笑いをわざとらしくなく挟める三谷さんの脚本はすごい」「家族の食卓の大笑いを届けてくれました。それにしても、長澤まさみさんのこの時の表情が絶妙でした」などの書き込みが数多く見られ、反響を呼んだ。
信繁(幸村)が幽閉された九度山生活を描いた第38話「昌幸」(9月25日放送)に“予兆”はあった。佐助は、きりに似顔絵を手渡し「絵も上手」と褒められると「素っ破ですから」と大照れ。きりに恋心を抱いていることが暗示された。
藤井は、さらに前からの2人の関係性に言及した。第11話「祝言」(3月20日放送)で、佐助が鯉を釣ってくるシーン。きりは「早くさばいて」と笑顔で佐助の背中をポンと叩く。
「きりちゃんが“やったわね”という感じで。2人は幼い頃から仲がよかったのかなという雰囲気を、長澤さんが演じてくださいました。たぶん長澤さんとのスタジオ収録初日だったと思います。最初に長澤さんがそうしてくださったので、年を経て(第38話で)急に好きという感情が生まれたわけじゃないんだと。(きりが好きということに)戸惑いはなかったです」
長澤は三谷氏から「1人、一応、恋をしますよ。佐助です」と告げられていたという。「功名が辻」(2006年)「天地人」(09年)に続く3作目の大河ドラマだが、過去2作品はいずれも忍びの役。「その名残りに向き合わせてくれたのかなと思いました」と笑った。
大坂編においては豊臣秀次(新納慎也)に慕われたが「きりは常に信繁のことを思い続けているというところで芝居を作っていたので、ブレていないですね」。次回、第49話「前夜」(11日放送)の予告編には「源次郎さま(信繁)がいない世にいても、つまらないから」と幸村ときりが抱き合うシーンが登場。ネットは早くも沸いた。きりの思いは成就するのか――。