【有馬記念】ジャイキリ任せろ!ブレークアップ 一気の頂点獲りへ

2022年12月19日 05:29

競馬

【有馬記念】ジャイキリ任せろ!ブレークアップ 一気の頂点獲りへ
坂路で調整するブレークアップ(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 覚醒した4歳馬ブレークアップが一気の頂点獲りを狙う。1年前の12月26日、今回と同じ中山2500メートルの2勝クラスで3着。そこから364日、今年の師走は何とグランプリに参戦する。まさに大躍進。黒岩師は「やった分だけ馬が負荷と回復の中でどんどんと良くなっている。研ぎ澄まされている」と目を見張る成長ぶりだ。
 決戦を1週間後に控えたこの日は、単走で坂路1本。馬なりのまま駆け上がった。抑えたままでも力感ある走り。「水曜日にジョッキーに乗ってもらってしっかりやった分、疲労は見られたが、これでほぐれたのでいい。落ち着きはあるし馬体の状態もいい。ずっといいまま」と指揮官の狙い通りに来ている。

 前走アルゼンチン共和国杯で重賞初V。3番手できれいに折り合うと、直線半ばで先頭に立ち、そのまま後続を完封した。逃げなければもろい印象もあったが、それはもう過去の話。王道の競馬で覚醒を予感させた。今回は重量3キロ増、相手強化と壁は高い。それでも「余裕を持ちながらだった秋2戦に比べて馬がスカッとした。秋3戦目でさらにいい状態」と師のトーンは下がるどころか上がる。

 サッカーW杯でもしばしば見られた「ジャイアントキリング」。世相を映すと言われる有馬記念でも一波乱起きるか。「こちらが思っている以上に調教できているし、もっとレベルの高い競馬ができると思う。舞台も中山の方がいい」。最高の準備はできている。あっと驚かす一気の頂点獲り。新しい景色はもうすぐそこだ。 

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