グランプリ「第67回有馬記念」はクリスマス決戦。今年はG1馬7頭が出走し、豪華な顔ぶれとなった。
本命はジェラルディーナに託す。前走・エリザベス女王杯は大外18番からスタート。中団でじっくり脚をため、直線は外から一気に前をのみ込んだ。4歳秋を迎えて、完全本格化を告げるレースぶりだった。中間はCWコースで乗り込みを重ね、ひと追いごとにシャープさを増している。初の2500メートルが焦点となるが、担当の団野助手は「折り合いがつくので、(距離は)こなせると思います」と自信を見せた。G1・7勝馬の母ジェンティルドンナは14年有馬記念を制し、有終の美を飾った。レース史上初めての母子制覇へ、C・デムーロが導く。馬連(5)→(3)(6)(9)(10)(13)。