【住之江ボート・SG第38回グランプリ連載<3>】中島孝平 13年ぶりの栄光目指して

2023年12月07日 10:00

ボートレース

【住之江ボート・SG第38回グランプリ連載<3>】中島孝平 13年ぶりの栄光目指して
13年ぶりの金冠ゲットを目指す中島孝平 Photo By スポニチ
 ≪中島孝平(44=福井、賞金16位、2年ぶり5回目)≫
 今年のハイライトは早かった。3月末の地元三国G169周年記念。得点率トップを争う3人は北陸の血が流れる者同士のいわば“骨肉の争い”だった。先輩の今垣光太郎、萩原秀人を競り落としトップ通過を果たした中島は節イチのターン足を味方に準優も1着でクリア。優勝戦はコンマ07のイン速攻で他艇を完封、地元周年初制覇を達成した。

 「かなりホッとしました。三国でチャレンジカップがあると聞いてから大きな大会で活躍しなければいけないと思ってたので、地元で獲れて良かったです」

 初の“北陸艇王”も当然うれしかったが、それよりV賞金1000万円が焦る心を解き放ってくれた。賞金ランク5位に浮上。普段通りのペースで賞金を積み上げたらチャレンジカップに出場できる。その三国を含めてG15優出、G21優出。持ち前の安定感で、地元SGに出場できた。

 「グランプリ出場のことよりも、ここに集中!!」
 連日、全力でぶつかったが、エンジンは思うように動いてくれず予選敗退…。それでも賞金ランク16位で2年ぶりの出場を決めた。先輩の今垣同様、地元チャレンジカップ出場を目標にしたから、二人してその先があったのだ。

 GPは6回目の出場。2コースからインの浜野谷憲吾を捲って黄金のヘルメットをかぶったのは初出場の25回大会だから、もう13年になる。「今垣さんと一緒に優勝戦に乗りたいですね」。金冠奪回へ、まずトライアル1stを勝ち抜く。

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