【第32回東北優駿】フジユージーン無傷8連勝で頂点 村上忍「いつも通りの強さでした」

2024年06月16日 20:39

競馬

【第32回東北優駿】フジユージーン無傷8連勝で頂点 村上忍「いつも通りの強さでした」
デビュー8連勝で東北優駿を制したフジユージーン(岩手県競馬組合提供) Photo By 提供写真
 岩手競馬の3歳頂点を競う「第32回東北優駿」が水沢競馬場ダート2000メートル(10頭立て)で行われ、単勝100円の元返し、圧倒的1番人気に支持されたフジユージーン(牡=瀬戸幸、父ゴールデンバローズ)が2着サクラトップキッドに実に2秒1差をつけ圧勝。無傷の8連勝で岩手クラシック2冠に輝いた。
 2番手を追走したフジユージーンだが、他馬とは力が全く違う。我慢できないとばかりに向正面で先頭に立つと、あとは後続を引き離す一方だ。4角では村上忍が後方を確認する余裕まで見せ、追うところなく馬なりでゴールした。

 デビューから土つかずの8連勝。ダイヤモンドCに続く2冠を余裕しゃくしゃくで手にした。

 いったんは東京ダービー出走を表明した陣営だったが、寝違えで回避。アクシデントに見舞われたが、みちのくの最強馬は全く問題にしなかった。

 村上忍は「東京ダービー辞退後、厩舎は調整が大変だったと思うが、しっかり立て直してくれて感謝しています。いつも通りの強さで勝ってくれました。無敗で2冠達成は凄いことです」と喜んだ。

 瀬戸幸一師は「中間のアクシデントで4、5日ほど休みましたが、その後は順調に回復しました。いいレース内容でした。ファンの方々にも納得してもらえると思います」。4、5日休んでこの強さ。やはり怪物だ。

 この後は、今年からJRA交流のJpn2へとリニューアルされた不来方賞(9月3日、盛岡)へ直行。中央の強豪との対決がいよいよ実現する。

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