女子団体が史上初の銅 3位決定戦でロシア撃破
2012年07月30日 06:00
五輪
ロシアの最後の1射が的の中心を外して刺さったのを見届けた日本の3選手は、跳びはねながら輪になって喜んだ。
1回戦では世界ランキング3位のウクライナに勝ち、準々決勝では同5位のメキシコを破っての快進撃。準決勝では韓国に屈したものの、最後の大一番ではロシア相手に大きく崩れることなく、接戦を制した。
いずれも五輪初出場の3人。韓国出身の早川がエースとしてチームを引っ張り、09年の世界選手権団体銀メダルの実績を持ち、27日のランキングラウンドで64選手中6位の好成績を出した蟹江がチームを落ち着かせる。20歳の川中は競技歴が6年足らずながら、抜群のセンスの持ち主だ。「団体のメンバーはよく知っている仲」と話す川中。それぞれの持ち味と信頼が融合し、歴史的な快挙を成し遂げた。