リオデジャネイロ五輪で初めて結成される「難民五輪選手団」が2日、国際オリンピック委員会(IOC)総会で紹介され、スタンディングオベーションで迎えられた。
シリア出身で競泳女子のユスラ・マルディニ選手はIOC委員を前に「チャンスを与えてくれたことに感謝している」とあいさつした。IOCはトップレベルの力がありながら祖国を追われ、練習環境が整わない選手を支援し、五輪に10人の特別参加が実現した。バッハ会長は「すべての難民に希望を届けたい。(難民が直面する)危機を世界により知らしめることにもなる」と述べた。