難民選手団が入村式 IOC会長も出席 2016年08月04日 11:10 五輪 リオデジャネイロ五輪で初めて結成された「難民五輪選手団」が3日、選手村で入村式を行った。国際オリンピック委員会(IOC)による初めての試みとして注目を集めており、式典にはIOCのバッハ会長も出席した。 シリア出身でドイツに逃れた競泳女子のユスラ・マルディニ選手(18)やコンゴ(旧ザイール)からブラジルに逃れた柔道男子90キロ級のポポル・ミセンガ選手(24)らが参加。多くの報道陣が集まる中、バッハ会長は各選手に声を掛けて回った。 式典では国歌の代わりとなる「五輪賛歌」の演奏とともに五輪旗が掲揚された。演奏が終わると、一緒に入村式を行った他国の選手らからも難民選手団にひときわ大きい拍手と歓声が送られた。(共同)