渡利 初戦僅差敗退 女子唯一メダルなし「勝ちきれず、凄く悔しい」
2016年08月20日 05:30
五輪
レスリング女子6階級で、日本勢ただ一人メダルを逃した。
初戦で敗退した75キロ級の渡利は「ここで勝つために練習してきた。勝ちきれず、凄く悔しい」とうつむいた。
相手は1メートル63の渡利より、15センチも高いブラジルのダシルバフェレイラ。地元の大声援を受ける相手を崩せず、僅差で敗れた。本来は63キロ級が適正階級。五輪出場を断念しかけたが、わずかな可能性に懸け、12キロ増量での階級変更を決意した。ここから“地獄”が始まった。食べ過ぎて寝つけない日々を乗り越えた。「苦しかったけど、そこまで頑張れたことは五輪があったから」。さまざまな思いと涙があふれ出た。