西野監督　今度はロシアの奇跡ある？質問に困惑「正直お答えできることは…」

2018年05月31日 17:28

サッカー

西野監督　今度はロシアの奇跡ある？質問に困惑「正直お答えできることは…」 — ロシアＷ杯日本代表メンバーを発表する西野監督（撮影・西尾　大助） Photo By スポニチ

　日本サッカー協会は３１日、東京都内のホテルで田嶋幸三会長（６０）、関塚隆技術委員長（５７）、西野朗監督（６３）が出席して記者会見を行い、６月１４日開幕のワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会に出場する日本代表メンバー２３人を発表した。

　主将のＭＦ長谷部誠（３４＝フランクフルト）やＤＦ長友佑都（３１＝ガラタサライ）、ＭＦ本田圭佑（３１＝パチューカ）、ＭＦ香川真司（２９＝ドルトムント）、ＦＷ岡崎慎司（３２＝レスター）ら前回の１４年ブラジル大会経験者から約半分の１１人が選出。その一方で、前日３０日のガーナ戦に招集されていた２６選手からはＭＦ三竿健斗（２２＝鹿島）、ＭＦ井手口陽介（２１＝クルトゥラル・レオネサ）、ＦＷ浅野拓磨（２３＝シュツットガルト）の若手３選手が落選した。

　西野監督は川口能活、前園真聖、中田英寿、城彰二らを擁するＵ―２３日本代表チームを率いた１９９６年のアトランタ五輪で強豪ブラジルを破った”マイアミの奇跡”の立役者で知られ、会見の最後にはそれにかけてロシアではどんな奇跡を見せてくれるかという質問も飛んだ。

　だが、西野監督は「その奇跡をこれから膨らませていきたいが、２３人を今朝選んで、これからどういうサッカーができるか、選手がどう活躍してくれるかが楽しみなだけで、奇跡と言われても正直お答えできることは…」と困惑顔。「初戦のコロンビア戦に強く入って、コロンビアを倒すことを、小さな奇跡かもしれないが、そこを求めていきたい」と答えるにとどまった。