メッシ4度目W杯も頂点届かず 前回準V…悲壮覚悟で挑むも1点止まり

2018年07月02日 05:30

サッカー

メッシ4度目W杯も頂点届かず 前回準V…悲壮覚悟で挑むも1点止まり
ベスト16で大会を去ることになったアルゼンチン代表のメッシ(中央)(AP) Photo By AP
 【W杯決勝トーナメント1回戦   アルゼンチン3―4フランス ( 2018年6月30日    カザン )】 2大スターが同じ日に姿を消した。30日の決勝トーナメント1回戦初戦で、FWリオネル・メッシ(31=バルセロナ)を擁するアルゼンチンはフランスに3―4と逆転負け。続いてFWクリスティアーノ・ロナウド(33=Rマドリード)のポルトガルは1―2でウルグアイに敗れた。過去10年、バロンドール(世界最優秀選手賞)を独占してきた2人は、それぞれ4度目のW杯でまたも頂点に手が届かなかった。
 これがW杯最後のメッシなのか。アルゼンチン代表で初タイトルの夢がついえたショックの大きさからか、一切コメントを残さずにロシアから去った。

 トップ下でプレーし、見せ場は後半の2アシストだけ。シュートは3本しか打てず無得点。W杯無冠のC・ロナウドと同様に、また決勝トーナメントで1点も取れなかった。

 「今回優勝できるか、もうできないか」と悲壮な覚悟で臨んだ4度目のW杯は1得点に終わった。第1戦アイスランド戦でPKを失敗。続くクロアチア戦で完敗した直後に選手側がサンパオリ監督の解任を要求したとの報道が出た。第3戦ナイジェリア戦こそメッシの初得点などで勝利し最下位から奇跡の逆転突破を果たしたが、不協和音、定まらない布陣などエースが力を発揮できる状況は最後まで整わなかった。

 メッシとともに08年北京五輪で金メダルを獲得したマスケラーノが試合後に代表引退を表明。31歳のメッシについて「代表を続けてほしいが、いなくなった時に本当の偉大さが分かるだろう」と意味深な言葉を残した。

 選手との不和が伝えられた指揮官は「辞めることは考えていない」と続投宣言。これがメッシの去就に悪影響を与える可能性もありそうだ。

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