FC東京、次節横浜戦 4点差勝ちしかない!長谷川監督「可能性ある限り頑張りたい」

2019年12月01日 05:30

サッカー

FC東京、次節横浜戦 4点差勝ちしかない!長谷川監督「可能性ある限り頑張りたい」
後半、同点ゴールを決め、喜ぶ田川(中央) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第33節   FC東京1-1浦和 ( 2019年11月30日    味スタ )】 終了のホイッスルが鳴ると、FC東京の選手の多くがピッチに座りこんだ。勝たなければ初優勝が遠のくホーム最終戦で引き分け。05年以降、味スタでの対浦和は6分け9敗と15戦勝ちなし。やはり鬼門だった。来場者数は今季2度目の4万人を超えたが、青赤に染まったスタンドに歓喜を届けられなかった。
 負ければ決まっていた今節での横浜優勝は何とか阻止した。先制を許して迎えた後半24分、U―22日本代表FW田川が今季初得点。CKのこぼれ球を拾った韓国代表FW羅相浩(ナサンホ)のシュートはGKにはじかれたものの、浮き球を左足で捉えた。「何も考えていなかった。押し込むという気持ちしかなかった。(優勝争いを)次の試合につなげられたというのが一番大きいと思う」。前半42分に投入された20歳の殊勲の一撃だった。

 置かれた状況は極めて厳しい。最終戦は首位の横浜との天王山で、4点差以上の勝利が必須。浦和戦では日本代表FW永井は右肩脱臼、ブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラは右膝を負傷し、ともに途中交代。チーム最多14得点をマークするディエゴ・オリヴェイラは「内側と裏側が痛い。明日の検査でどうなるか」と悲痛な表情で話し、ダブルエースの次戦出場は微妙だ。

 それでも奇跡の逆転優勝をクラブ全体が信じている。長谷川監督の就任した18年以降、リーグ戦対横浜は3戦全勝。そのうち2戦は4点以上を奪っている。指揮官は「1%、もっと少ないかもしれない。可能性がある限り、全てを賭して頑張りたい」と気持ちを奮い立たせた。 

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