さらば闘将…元日本代表DF闘莉王ついに引退 38歳 浦和、名古屋で優勝 DF史上初100ゴール

2019年12月01日 15:38

サッカー

さらば闘将…元日本代表DF闘莉王ついに引退 38歳 浦和、名古屋で優勝 DF史上初100ゴール
現役引退発表の記者会見で、ハンカチを顔に当てるJ2京都の田中マルクス闘莉王 Photo By 共同
 J2京都は1日、元日本代表DF田中マルクス闘莉王(38)が今季限りで現役を引退すると発表した。
 クラブを通じて「京都サンガサポーターの皆さん、3年間、熱い応援ありがとうございました。来年から亀岡の新スタジアムがホームになる京都サンガの新たな舞台での活躍を心から楽しみにしています」とコメントしている。

 ブラジル出身の闘莉王は渋谷幕張高から2001年に広島入りし、J2水戸への期限付き移籍を経て2004年から2009年まで浦和に在籍。2006年に浦和をリーグ初優勝へと導き、同年のJリーグMVPに輝いた。2010年に名古屋へ移籍すると、同年に名古屋も初優勝。2015年限りで1度は名古屋を退団し、その後は無所属だったが2016年9月にJ2降格危機にあった名古屋へ電撃復帰。復帰戦でクラブワーストの18戦勝ちなしだったチームを勝利へ導き、翌2017年からJ2京都に在籍していた。

 2003年に日本国籍を取得するとU―23日本代表に選出され、翌2004年のアテネ五輪に出場。2006年にA代表デビューすると、2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で16強入りするなど国際Aマッチ通算43試合8得点の数字を残した。

 本職はセンターバックだが、類まれな得点力を見込まれてFWとして起用されることも。2017年にはDF登録選手として史上初のJリーグ通算100得点を達成。2008年と2012年にはハットトリックも達成した。Jリーグ戦の通算成績はJ1が395試合75得点、J2が134試合29得点、今季はJ2で30試合0得点。カップ戦(ナビスコ杯、YBCルヴァン杯)通算51試合13得点、天皇杯通算16試合5得点、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)通算22試合3得点だった。

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