【サッカー男子】過密日程と暑さ…難しかった戦い方―城彰二の目

2021年08月07日 05:30

サッカー

【サッカー男子】過密日程と暑さ…難しかった戦い方―城彰二の目
<メキシコ・日本>前半、メキシコのベガ(右)を倒す遠藤(右から2人目) Photo By スポニチ
 【東京五輪第15日 サッカー男子3位決定戦   日本1―3メキシコ ( 2021年8月6日    埼玉 )】 過密日程と暑さの影響で選手のコンディションが悪く、体が重そうだった。久保が頑張っていたが、堂安や相馬は切れがなかった。攻撃と守備の選手の距離感が悪く、中盤が空いてセカンドボールが拾えなかったことも、主導権をつかめなかった原因だった。私もアトランタ五輪で経験したが、夏は思っている以上に疲労し、1試合で5~6キロ体重が落ちることもある。こういう条件下での戦い方の難しさだった。
 さらに1次リーグは3戦全勝で完璧な戦いができたが、決勝トーナメントはまた違う戦いで、これができなかった。一発勝負は流れが悪いときにどう断ち切るかなど、1次リーグではない要素も必要になる。前半は0―0で行かなければいけないところを、いきなりPKで失点したり、我慢の時間帯に追加点を奪われたりしたところだ。史上最高のメンバーだったが、経験が足りなかった。今回学んだことをW杯予選に生かしてほしい。(元日本代表FW)

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