中田浩二氏 森保ジャパンに“積み上げたものでぶれずに戦う”決意見える

2022年03月17日 05:30

サッカー

中田浩二氏 森保ジャパンに“積み上げたものでぶれずに戦う”決意見える
W杯アジア最終予選のオーストラリア戦などに臨むメンバーを発表した日本代表の森保監督(C)JFA Photo By 共同
 【W杯最終予選 豪州、ベトナム戦日本代表メンバー発表 ( 2022年3月16日 )】 【中田浩二の目】今回のメンバーから見えるのは、森保監督は最終予選の最後まで、「ここまで継続して積み上げてきたものでぶれずに戦おう」という決意だ。それをオーストラリア戦にぶつけて、勝ってW杯の出場権を獲得しようということ。新しい選手を招集していないのもそういう考えからだ。
 もう一つは、アウェーのオーストラリア戦という厳しい戦いを、上田や旗手、前田、谷らの若手にも肌で感じさせようと考えたのだろう。今回27人と多めに招集したのはそういう意図。さらにオーストラリア戦で出場権を獲得できれば、ベトナム戦で若手にチャンスを与えることもできる。それが東京五輪組との融合にもなり、W杯本大会へ向けたサバイバルにもつながると見ているのだろう。

 今回もJリーグ組が少ないが、所属に関係なく、調子のいい選手を選んだ結果だろう。谷口と山根のようにこれまで出た試合できちんと結果を残した選手は招集されている。代表は活動期間が限られるだけに、いきなり呼んで活躍を期待するのは難しい。ここまで地道に積み上げたものがいよいよ形になると思う。(スポニチ本紙評論家、元日本代表DF)

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