オーナー制裁のチェルシーがCL8強 指揮官は「困難に打ち勝つメンタリティーを見せつけた」

2022年03月17日 14:22

サッカー

オーナー制裁のチェルシーがCL8強 指揮官は「困難に打ち勝つメンタリティーを見せつけた」
プリシック(右)が同点弾を放ち、歓喜のチェルシーイレブン(AP) Photo By AP
 【欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦   チェルシー2―1リール ( 2022年3月16日    フランス・リール )】 チェルシーが敵地でリールを2―1で破り、2戦合計4―1で準決勝進出を決めた。前半38分にPKで先制を許したが、ハーフタイム突入寸前にFWプリシックが同点弾。後半26分にDFアスピリクエタが勝ち越し弾を決め、トゥヘル監督は「困難に打ち勝つ回復力とメンタリティーを見せつけた」と語った。
 ロシアのウクライナ侵攻を受け、プーチン大統領に近い新興財閥オリガルヒの1人としてロシア人オーナーのロマン・アブラモビッチ氏(55)が英政府による資産凍結を受けた。同氏は試合前日に欧州連合(EU)からも同様の制裁を受け、リール戦の開催さえ危ぶまれる状況になったが、予定通り行われた試合でイレブンが前回王者の底力を発揮。遠征1試合に使用できる予算が2万ポンド(約310万円)に制限された中でFWハーバーツが「自分で支払ってもいい。一番大切なのは試合に行くこと」と訴えるなど選手が団結した。

 売却先の候補などチームの行く末に関する報道も絶えないが、指揮官は「クラブの文化はサッカーにある。みんなピッチの上で起こることに集中している」と指摘。勝ち越し点を挙げたアスピリクエタ主将も「自分たちにできることをしなければ。練習でベストを尽くして試合に備える。チームは全力を尽くした」と胸を張った。

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