中村憲剛氏 W杯メンバー発表「個人的には、原口がいないってまず思いました。大迫も…」 注目する選手は

2022年11月01日 16:02

サッカー

中村憲剛氏 W杯メンバー発表「個人的には、原口がいないってまず思いました。大迫も…」 注目する選手は
中村憲剛氏 Photo By スポニチ
 サッカー元日本代表MFの中村憲剛氏(42)が1日、NHK総合「速報!サッカーW杯カタール大会 日本代表メンバー」(後1・55)にゲスト出演。発表された26人についてコメントした。
 「個人的にはここまでずっとチームに居続けた原口がいないっていうのはまず思いました。あと大迫ですね。板倉と浅野はケガしてましたけど、メンバー入ってますし。あと相馬もですね」と率直な感想。

 相馬、浅野、上田の選出にほ~!と声を挙げていたという中村氏は「この4年間、9月の遠征もそうですよね、そこまでの戦いの中で3戦プラスアルファを戦い抜くために考えに考え抜いて。あとは選手のパフォーマンスもそうですし、なにができるかという所を見た時にこの26人がベストと判断されたんじゃないかなと思います」と述べた。

 選出ポイントについて「メンバーを見ると、4年間、18年W杯終わってからチームを作ってきた中で雰囲気づくり、集団の空気感というのをキャプテンの吉田をはじめ、川島、長友もそうですが、そういう選手たちが大きな雰囲気の枠を作っていると思う。そこを大事にされてきた中で、今回若い選手かなり入ってきている。つい1カ月、2カ月のことではない。4年間の積み重ねを見て、3戦プラスアルファをどう戦うかという。本当に難しかったと思います。長くチームを支えて、入っていない選手もいますから。すごく難しい決断だったと思いますけど、勝ち進むためにどこのポジションにどれだけの人をかけるかというのもあったと思いますし。コンディショニングのところもあると思います」と指摘。

 川島や長友らベテランの存在を「僕が出た時は川口能活さんがいらして、すごくチームをまとめてくれた。そういう能活さんの背中を、川島や長友は見てきている。代表の集団はいろんな選手が集まるので、まとめるのは簡単ではない。彼らがどんな立場でも常にトレーニング、試合もしっかりやる姿を見せることでまとまりができてくる。彼らはそういうベテランの先輩の背中を見て、今そういうふるまいをしているので、彼らの経験値は若い選手にとって大きいんじゃないかと思う」と自らの経験を踏まえて語った。

 W杯初出場ながら海外経験豊富な若手について「そうした経験は大きい。日常的に外国人選手と戦うのが毎日のこと、トレーニングもそうだが慣れていますよね。日本人選手とは身体能力、サイズ、足の長さも全然違う。日頃違う環境の中でやっている選手はW杯延長戦上だと思うんです。普段やっている選手がW杯に出てくる。彼らにとって強みだと思うし、メンタル的にもいつもみたいにやればいけるんじゃないかと思えるのでは」とした。

 注目選手には三笘薫、伊東純也をピックアップ。「左右のウイングで、突破力や得点力があって、一人で相手をドリブルで抜くのは本当に大きな武器。三笘でいうと相手を見ながら緩急つけてドリブルができるし、伊東はシンプルにかなりスピードがある。対戦国からしてもかなりやっかいでは。両側にそういう選手がいるのは守りにくいですから。そこに注意が行くということは真ん中も空いてくる。サイドに力のある選手がいると、攻めのバリエーションが増える。彼らが機能すると日本の得点チャンスはどこと対戦しても生まれる可能性はある」と期待を寄せた。

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