【女子W杯】8強敗退も“なでしこ魂”見せた 前半シュート0から一転、後半11本の猛攻 スタジアム熱狂

2023年08月11日 19:19

サッカー

【女子W杯】8強敗退も“なでしこ魂”見せた 前半シュート0から一転、後半11本の猛攻 スタジアム熱狂
<日本・スウェーデン>涙の終戦。スウェーデンに1―2で敗れたなでしこイレブンは、観客の声援に深々とおじぎをした(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント準々決勝   日本1―2スウェーデン ( 2023年8月11日    イーデン・パーク )】 なでしこジャパンが散った。サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は11日、準々決勝が行われ、2011年ドイツ大会以来の優勝を狙う日本代表はスウェーデン(FIFAランク3位)と対戦。決勝トーナメント1回戦で米国を倒した強豪スウェーデンに1―2で敗れ、快進撃を続けてきた大会5戦目の初黒星で無念の終戦となった。
 世界一への挑戦の終わりを告げるホイッスルが響くと、なでしこイレブンがピッチに崩れ落ちる。主将のDF熊谷紗希は「あとちょっと届かなかった…。これが自分たちの力ということ」と真っ赤な目で振り返った。

 前半はスウェーデンに圧倒されてシュートは0。だが、後半に本来の姿を取り戻し、相手ゴールに何度も迫った。後半31分にはFW植木がPKを失敗したが、後半42分には左からチャンスメークし、途中出場のMF林がゴールを決めて1点差に。10分のアディショナルタイムにも3本のシュートを放つなど、後半だけで11本のシュートを放った。スタジアムは大興奮となったが、あと一歩及ばなかった。

 「我々の攻撃の時間をもう少し長く作りたかった」とした池田監督は、「それでも…」と続ける。「後半しっかりと戦う姿勢を見せて返してくれたこと、最後まで諦めず戦ってくれたことを誇りに思う」。11年ドイツ大会以来の頂には届かなかったが、1次リーグを含め、鮮烈な印象を残して、なでしこが夢舞台を去った。

 ◆今大会のなでしこジャパン成績
 ▽1次リーグC組
第1節 日本5―0ザンビア
第2節 日本2―0コスタリカ
第3節 日本4―0スペイン
 ▽決勝トーナメント
1回戦 日本3―1ノルウェー
準々決勝 日本1―2スウェーデン

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